2011年02月11日

ChameleonLabs 7602とBlue Robbieの比較

Electronic Musician誌のレビューの一部転載です。
http://midmagazine.jugem.jp/?eid=10

実践対理論
Model 7602は素直で使いやすく、私のスタジオにある他のプリアンプと比較するため沢山のテストを行った。
できるだけ近くにセットしたペアのマイクを使っていくつかのソースを録音してみた。
比較のために同じようなゲインの量があるBlue Robbie tube preampを使い、より正確なNEVE1073の再現のためにTrident MTA A-Range reproductionも使った。
トランス仕様で、NEVEサウンドを特徴付ける攻撃的なサウンドを出すためにはこの機種も必要と考えたのだ。

シングル・コイル・エレキ・ギターをFender Vibro Champで鳴らし、Sennheiser MD421で録ってみたところ、Model 7602はとても良いパフォーマンスを発揮した。
EQセクションはアンプからの60Hzあたりのハム・ノイズを手早くカットするのに最高に便利であり、Robbieに比べてより平均的なムラのないサウンドでとても好印象だった。
全体的にModel 7602はTrident MTAにより近いトーンをアウトプットしたことになる。

サンフランシスコのバンド"MEN"の男性ボーカルを録るときに、Model 7602とRedマイクを使った際は若干シビランスが目立ったがサウンドはとても良かった。
シンガーのHugh Swartsは静かな声の持ち主でマイクから2、3フィートの位置に立つことを好んだ。そこで、Model 7602の充分なゲイン量が役立ち、結果として豊かで自然な結果を生み出したのだ。

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音量の小さな楽器はプリアンプの特性を試すのに適している。私は最後のテストとしてクラヴィコードを録ってみた。
マイキングはNeumann KM84をペアで用意し真下からとサウンド・ホールの部分とを狙った。再びModel 7602とRobbieを比較したのだが、大きなゲイン量と低いセルフ・ノイズといった基本的な部分で勝負にならなかった。
つまり、Model 7602は相当量のヒスにも関わらず、楽器本来のサウンドを捕らえるのに必要とされる充分なゲイン量を持っており、素晴らしいサウンドを提供したのだった。

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上手いことBlueのRobbieとの比較がw
こうしてみてみると、ChameleonLabs Model 7602はどうやら素直な出音なのでしょうか?
ChameleonLabs Model 7602を売るサイトなのでアレですが、こうしてみるとやっぱり欲しくなってしまいますねw
posted by 葉 at 11:34| Comment(0) | 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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